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利尻山 後編

2018年8月23日

日本最北端の山 利尻山にようやく登頂!

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利尻北麓野営場で一夜を過ごす。
夜中、テントがバタバタと風で揺れて目が覚める。
外を見ると満天の星!

3時半出発予定です。まだ夜中です…
風は弱くなっている感じ。
同じテント場で夜を過ごした大学生組も出発準備していた。
3時16分
挨拶し、先にスタートします。

まだ真っ暗な中、樹林帯を登る。
ヒグマはいないだろうなあ…
利尻山にはクマはいないと言われていたが…
今年の6月ころ、どうも稚内から泳いできたらしいクマが住み着いているらしい。
設置された無人カメラに写ったり、糞や足跡が確認されているとのこと。
本当であれば106年ぶりに利尻島で熊生息!

大きな熊鈴をならし、時には大声を出しながら暗い樹林帯を歩く。
こんな時単独行は心細いです。
真っ暗な中、たまには歌を歌いながら登ります。
心配していた風は樹林帯に遮られてそれほど強くは感じない。

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4時過ぎ、東の空が明るくなり始めた。
樹林帯が続き、日の出は拝めないのかなと思いながらひたすら登る。
木々がまばらで少し展望が良くなったかなと思うとまたすぐに樹林帯。

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六合目でようやく尾根に出て展望が開けてきた。
まだ太陽は顔を見せていない。
良し、ここで御来光を眺めよう!

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日本最北端の山から眺めるご来光!感動です。
幸い、このあたりでは雲が切れまばゆいばかりの御来光を眺めることができた。

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7合目あたりからは、礼文島や、利尻島に上陸した鴛泊港が見えるようになった。
海面を照らす朝焼けがきれいだ。

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さあ、ここからの登りが正念場かな?
七合目(895mの標柱には)には、胸突き八丁と記されていた。

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厳しい登りが第二見晴らしまで続く。
そこまでいけばさらに素晴らしい展望が見れるだろうと頑張ります。
しかし、日本最北端の山、そう甘くはありません。

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7~8月はめまぐるしく天候が変わり帰路も発生しやすいとパンフレットに記されていた。
第二見晴らしについた時にはガスで視界はほとんどなく真っ白な世界が広がっていた。

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8合目(1,218m)長官山に到着。
ここからは憧れの利尻山頂がど~んと眼前に見える…はずだった。
な~んにも見えません。真っ白な世界!
晴れ予報だったのにねえ…

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長官山からいったん下り避難小屋を過ぎるとまた急登が始まる。
9合目(1,410m)到着。
「ここからが正念場」と記されてる。
よし、何にも見えないけどもう少しだろう。気合い入れて登りましょう。
時々強い風は吹くが、登れないという感じではない。

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稚内方面の雲が時々切れ期待を持たせてくれる。
しかし山頂方面はまだまだガスの中…
視界は100m位というところだろうか?

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右側が崩壊したガレ場が見えてきた。
かなり崩壊しててちょっとやばいんじゃないって感じです。
「危険 近づくな」の表示の張られたロープも一部は崩落寸前。
登山道にも亀裂が入っているところもある。
そのうち左側からまかないと通行できなくなるかもね。

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沓形コーストの分岐点に到着。
このあたりも浸食が激しく進んでいるようです。
ゴロゴロした火山礫の登山道は滑りやすい。慎重に歩きます。

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浸食で大きくえぐれた登山道、色んな方法での試験的な補修がされています。
山を守り、登山者を守る活動には頭が下がります。

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9合目過ぎからがこのコースでは一番危険かなと思ったが、幸い山頂に近づくにつれ風は弱まってくれた。
展望もばっちりとはいかないが鴛泊方面は少しずつ見える時間が長くなってきた。
山頂のお社らしきものや、でっかいとがった岩が見え隠れします。

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7時9分 利尻山頂上到着!
本日の一番乗りかな?
稚内方面が時々見えるだけで展望はいまいち。
風はそれほど強くないが、雲の動きは速く少し待てばバ~んと展望が開ける雰囲気。

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新潟から来たという単独男性が登ってきた。
トレランらしく、3時間を切って登ったとか…
すごいねえ。

さて、最北端での山からアマチュア無線でCQCQ…
しかし、145や430Mhzは静かなもんです。全く応答なし…
しばらくCQを出すが…やはりだめでした。残念。

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東京から来たという単独男性が到着。
みんなで天気の回復を待っていると徐々に沓形方面が見え隠れしてきた。
すごい峻険な山容で圧倒されます。
雲はあるがなかなかいい感じの景色です。

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先ほどまで見えなかった南峰も見えた。そちらの方が2mほど標高が高い。
行きたいなあ…
でも、急斜面で大変危険なため立ち入り禁止のようです。
無理はやめましょう。

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そして6人の大学生が到着。
昨夜テント場で一緒だったグループだ。
山頂がにぎやかになってきました。

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さて、1時間ほどのんびりしたし下山しましょう。
下るほどに天気が良くなってきた。

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ルンルン気分で下ってたら火山礫のゴロゴロ石に足を取られ鵜しりもちをついてしまった。
登る途中の若い男女に見られてしまった。いやあ、恥ずかしい…気を付けてくだろう。

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いったん登り返して長官山に到着。
登りでは見えなかった景色がばっちりです。
たぶん利尻にはもう来ないだろう。たっぷり瞼に焼き付けておきました。

まだまだ登ってくる人は多い。
すれ違うたびに、いい景色ですねえとか、上の方は風はどうでした?との会話。
皆、強風を心配している感じだ。
「風はガレ場あたりは強くて注意は必要だが、山頂は気持ち良い程度でしたよと告げる。

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あとはどんどん下るだけ。
甘露泉で顔を洗い、のどを潤すとわずかで野営場到着(10時33分)。
テント撤収して鴛泊港へ向かう。
約4kmの道路歩き、暑かった~

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フェリー出港時間までたっぷり時間がある。
手ごろな価格の「ウニめし丼」でも食べましょう。

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稚内に戻り、日帰り温泉で汗を流す。
明日からまた雨や曇りの天気が続くようだ。

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24日
芦別岳は無理だろうからせめて夕張岳だけでも登りたいなあと、再びオロロンライン経由で南下することにした。



















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利尻富士登頂おめでとうございます。

こんばんは。
ついに念願の利尻富士ゲットしましたね。おめでとうございます。
北海道の天気もずっと悪くてどうなったのかなーと思ってました。そして今日の地震にもしかしてまだkyouさんは北海道??と思ってしまいましたがもう帰ってますよねー。北海道を離れるのは今は至難の業でしょうね。利尻富士の山頂直下はなるほど崩壊がすごいんですね、天気がよくなって最高でしたね。

30日に帰ってきました

夢創歩さん、おはようございます。
利尻は絶対晴れた日にと思ってましたが、登りではガスガス…
どうしてこんなに運が悪いの~って嘆いてたら、山頂ではどうにか景色見れました。結構天気予報に翻弄され予定が変わりましたが、終わってみれば、雨もガスもそれなりの思い出となり、やった~って思いです。

ほんとはその後もずっと天気悪いんで7日まで伸ばすかなあと思ったんですが…
今回の地震にはただただ驚くばかりです。
苫小牧や日高、むかわあたりは今回前半に通過しました。
まだレポは書いてませんが、恵庭岳では、いまにも落ちそうな岩があったんですが、たぶん今回の地震で落ちたんでは…

地震で亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、被災された方にはお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧し日常の生活が戻ることを願ってやみません。
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