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谷川岳 撤退その2



小屋は大分雪で埋まっていた。
天気はいまいちだが風はそれほど無く寒くも無い。どうにか200mくらい視界もあるので先に進もうと決定。この先も厳しい登りが続く。

20121224g.jpg

すると左手のほうからなにやら人声が…あれっ、先行する人はいないはずだが?
耳を澄ますと「○△※□……ですかあ?」と言っている。よく見ると大分離れた斜面に一人の男性がいた。「コース間違えたみたい。そちらは※※ですかあ…」「こっちは天神尾根。すぐそこに避難小屋があるところですよ~」と叫ぶ。男性は了解したみたいだ。方向を変えこちらへ向かうそぶりをした。いやあ、良かったねえ。もしここで出会えなかったら男性は谷川温泉のほうに下っていった可能性が高い。

良かった良かった。冬山は怖いねえなどと話しながら先に進む。我々も無理だったら引き返しましょう。リミットは2時半くらいを想定してさらにラッセルです。
どうにか見える視界、振り返ると先ほどの団体が小屋に到着した模様。このスピードではたぶん小屋で引き返すんだろうな?
時折厳しい風が吹き荒れる。
先ほどの男性がコースミスしたところまででればトレースがあるだろうと期待して進む。
するとありました。わずかなトレースが…

地形を見ると確かに間違った方に進みたくなるような斜面。帰路、間違ってそちらに誘い込まれないようにビニール袋を木にぶら下げて目印をした。その後は男性のトレースをたどって登るが大部分は風に吹き消されて不鮮明だ。股下くらいのラッセルが続く。サングラスをしていると雪面はほとんどフラットに見えて地形が分からない。たまに赤い旗竿が雪面から見えて心強い。大きな岩を過ぎる。目を凝らすとなんとなく稜線みたいなものが見えるが、どこあたりかまったく分からない。山の形がどうなっているのかも分からなくなってきた。振り返ると自分達が刻んできたトレースも消えつつある。
このまま進むのは危険と判断しここで撤退とした。

20121224h.jpg

野峰さんの時計の標高から想定すると、たぶん肩の広場の下あたりではなかろうか?
撤退と決めたらトレースが消えないうちに早く下ろう。ちょっと油断しているとトレースをはずしそうになる。もうほとんど消えているところもあった。先ほどビニールをつけた場所に到着。しっかりとルートを確認し下る。急な斜面はスノーシューをつけていると余計危ないので外してつぼ足で下る。時々ズボッと埋まる。そして程なく避難小屋付近に到着。先ほど声をかけてきた男性のトレースと思われるものが右手の斜面に見えた。小屋に無事たどり着いたようでひと安心です。

小屋の入り口が除雪されていた。団体が除雪して休憩したんだろう。小屋で一休みする。カップラーメンを食べる。先日買った水筒。保温性が良いとの触れ込みだったが果たして効果のほどは…7時間ほど経っているがカップラーメンを作るには十分は熱さだった。山でのカップラーメンはおいしいね。
小屋からは沢山の人が歩いているのでトレースはしっかりしている。つぼ足でも問題ない。

20121224i.jpg

そして難所に到着。まず野峰さんが正面の斜面に挑戦するが雪の下には岩も隠れており登れないと言う。では、下ったほうのルートを登ろうと変更。難なく登ってほっと安心。その後はしんしんと降るぼたん雪のなかルンルン気分でロープウエイ乗り場に下山でした。

20121224j.jpg

本日はアイゼンやピッケルの出番は無くスノーシューが大活躍だった。GPSがなくちょっと不安だったが、どうにかミス無く歩くことができた。気温がそれほど低くなく風も比較的穏やかだったのもラッキーだった。冬山は油断禁物。
次回は快晴の谷川岳を堪能したいものだ。
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No title

雪の谷川岳お疲れ様でした~
寒さが苦手な私は雪山を避けていますが、ラッセルしている時って結構熱くなるのでしょうか?
撤退は賢明な判断だったようですね^^

最後の写真。
晴れていれば素晴らしい景色ですね!
登ってみたいかも^m^

No title

ZEROさん
冬山は寒さがまず一番に気になるんですが、それはそれなりの服装や装備を心掛ければそれほど苦にはなりません。
それよりも怖いのはやはり天候の急変、強風や視界が奪われると身動きもできなくなります。その結果がコースミスにつながるかもしれません。コースが確認できるGPSや旗竿その他の目印は必須かなと思います。
雪山、純白の世界。天候さえ恵まれれば楽しい山歩きができると思います。
ラッセルは辛いです。でも楽しいです。汗は状況によってはたっぷりかきますので、重ね着で対応、できれば下着の着替えなどもあった方が下山時気持ちいいかもしれませんね。
冬の谷川岳登った時の晴天確率は3割もないかも(^_^;)
でも晴れれば最高の景色を堪能することができます。
もし経験が無いんだったらまずはスノーシューで比較的低山や高原で感触をつかんでみるのがいいかなと思います。
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