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かぜのたより

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リベンジ高妻山

2015年9月12日(土) 晴れ
戸隠山~高妻山

13年前Tさんと高妻山をめざした。
しかし…
前夜車中泊をしたとき、呑み過ぎてしまった。体調不良もあったかもしれないが…
どうにも気分が悪い。もう歩けない…
で、一不動避難小屋から下山となった思い出の山
その時眺めただけに終わった高妻山は格好良かったなあ。
いつの日かリベンジをと思いながら10年以上が過ぎた。

今回ようやくその雪辱を果たす機会がやってきた。
コースは次の通りです(クリックで大きくなります)

高妻2map

高妻山だけではリベンジならない。ここはやっぱり戸隠山経由でしょう。
高速道路事故のため通行止めのアクシデント…
しかしめげずに一般道経由で戸隠キャンプ場登山者用駐車場に到着。
4時間ほど睡眠をとりました。
今回は飲み過ぎないようウイスキーの水割りいっぱいで就寝

20150912tta.jpg

爽やかな目覚め。熱いコーヒーがうまい。
まだ暗い4時45分出発。まずは道路を歩いて戸隠神社奥社入口へ向かう。
そこから幽玄な感じの杉の巨木の参道を歩き隋神門をくぐる。
朝日が射し始めた杉林を過ぎ奥社着。
登山届を提出していよいよ山道に入る。
岩壁下を通る百軒長屋。そこを過ぎるといよいよ急登となる。

20150912ttb.jpg

雲海や八ケ岳方面の展望がいいですねえ。
いよいよ鎖場の通過が始まる。
今日は滑り止め付きの軍手を準備してきました。
なかなかグリップの感じがいいですねえ。

20150912ttc.jpg

垂直の鎖場を過ぎると、今日の核心部「蟻の門渡り」です。
スパッと切れ落ちたナイフリッジです。
落ちればたぶん命はなさそう。風のある日は要注意ですね。
トラバースする方法もありますが、ここはやはり稜線歩きでしょう。
13年前に渡った時はスイスイと通過した記憶があるが…
もう若くはない。命も惜しい。
慎重に四つん這いになって進みます。

20150912ttd.jpg

いやあ、緊張しました。
無事通過。
わずか登って八方睨みに到着。
いい眺めです。
展望盤を参考に山座同定。
凛々しい高妻山が聳えています。
13年ぶりの再会。今日は必ず行くから待ってろよと語りかける。
しかし遠いねえ(*_*;

20150912tte.jpg

八方睨みから戸隠山、九頭龍山…
結構アップダウンがあります。
所々、右側がすっぱり切れ落ちたところを歩きます。
木々があるからそれほど高度感はないが、よろっとして転倒などしたら一大事。
慎重に歩こう。

20150912ttef.jpg

かなり疲れて避難小屋到着。
お昼にしましょう。しばし一休み。
前回はここでへばってしまい下山した次第です。
今回はそれほどでもない。さあ、高妻山をめざそう。
まずは五地蔵岳までいくつかのアップダウンで標高を上げる。
中々しんどいねえ。

20150912ttn.jpg

避難小屋に合った行程図です↓
親切に一般向けと中高年向けの所要時間が記されています。
見ると中高年は一般向けの1.5倍…
確かに若者は元気いいよね。うらやましい限りです。

20150912ttg.jpg

この山は一不動から標高を得るにつれ、三文殊、四普賢、五地蔵と石祠が続きます。
五地蔵山頂はちょっとコースから離れてますがせっかくなら寄って行こう。
その先は六弥勒です。
ここから右に弥勒新道が続く。下山は急峻な下りで2時間30分ほどとの事。
我輩の古い地図には載ってませんが、ヤマレコではここを利用したレポを多く見かけます。
次は七薬師、八観音と目標にして頑張り、展望の良い九勢至に到着。
ここからは高妻山への一本調子の登りが続きます。
最後は厳しい急登。
最大の頑張りどころです。
展望の良いのが救いです。喘ぎながら登ります。
上のほうで賑やかな声がする。山頂かな?
と思ったら急登の終わりでした。

20150912tth.jpg

展望を満喫しながらの尾根歩き。いやあ、気持ちいいねえ。
開放感いっぱいです。
十阿弥陀を過ぎると岩だらけのコースとなる。
踏み外さないように慎重に進むとわずかで山頂です。

20150912tti.jpg

いやあ、360度、絶景!
妙高連峰、北アルプス、上信国境の山々がばっちり。
あの山は、この山は…と沢山の登山者が山座同定に忙しいです。
あっ槍だ!劔だ、立山だあ!おっ富士山もかすかに見えるぞ~と賑やかです。
この山、こんなに素晴らしい展望とは思わなかった。
まだ下山は残してるが、一応リベンジ登山達成!
大満足です。

20150912ttj.jpg

さあ、あとは下山するだけ。
とはいっても疲れた体、やはりアップダウンに苦しめられます。
六弥勒からの下山路を見送り、避難小屋に到着。
ここからは沢沿いに下るコースです。

20150912ttk.jpg

帯岩は鎖を頼りにトラバース。
それほど危険性はないが、万一落ちたら大変。
しっかりつかまって下ります。
小さながらも綺麗な滝がありました。不動滝です。

20150912ttl.jpg

ガレ場の歩きにくい道が続きます。
更に下ると更にクサリ場。
ここも要注意です。水しぶきで濡れたクサリ。
素手では滑って危ない。
滑り止め付きの軍手を使用し無事に下りました。
まだまだガレ場は続く。
かなり疲れがたまってきました。
ガレ場で足を挫かないよう慎重に下ります。
この後、広葉樹林帯が気持ちいい。紅葉時期は綺麗だろうなあ…
そして沢を何度も渡渉します。
水量はそれほどでもなく渡れました。

20150912ttm.jpg

下りが平坦になってくると気持ちよい戸隠牧場着。
弥勒新道のコースと合流します。
牛に心癒されながら牧場内を歩く。
キャンプ場もあり、家族連れで賑やかでな光景を眺めながらわずかで駐車場着。
リベンジ登山は無事終了した。いやあ、きつかった…でも大満足の山行でした。
「戸隠神告げ温泉」で汗を流し帰路についた。

駐車場4:45→奥社入口5:05→八方睨み7:04-7:15→避難小屋8:45-9:00→五地蔵岳9:43→高妻山11:13-11:50→避難小屋13:33-13:45→駐車場15:05

アルバムです↓
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遅くなりましたが。。。

戸隠山と高妻山歩かれたのですね。
戸隠山の蟻の塔渡りとか難関の通過が連続することで有名ですよね。私はその辺のエリアは完全に対象外なので詳細は分からないのですが、他のブログの方がやはり戸隠山の縦走をした感想で「表妙義の縦走より厳しいかなあ~」と書いてらしたので印象に残っています。
さらに高妻山までとなると体力的にも相当大変だったでしょう。さすがkyouさん、日々トレーニングされてますのでその辺はお手のものですね。

遅くなりましたがお疲れさまでした。

ぬかぼしさん

表妙義より厳しいといわれるんですかあ、蟻の戸渡り。戸隠縦走。
確かに、あの切れ落ちたところを歩くような感じは妙義にはないかもしれませんね。
でも今回歩いたコースは、鎖場の多さは妙義のほうが上だし縦走も大変だと思います。まあ、山の感覚は個人差があるんでどうこう言えませんが…
高妻山まで加えると所要時間や疲れ具合は表妙義より苦労しました。
西岳のほうも面白そうですがまだ歩いたことはありません。
いつか挑戦したいと思っています。
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