
さあ、いよいよ大会当日です。爽やかに目覚めた道の駅の朝。
昨夜泊まっていた車はもう半分くらいが出発したようだ。
まずは指定された駐車場に向かう。市内各所に設けられた駐車場は前日受け付けで指定される。
そこからバスに乗りスタート会場へ向かう。
あちこちからバスが続々乗り付けられ、会場付近はかなりの混雑だった。
トイレも長い列…だが、各所にあるためか長い割には時間はかからなかった。
ちときどき「あちらがすいてますよ~」と係りの人が後ろの方に声をかけ先導してくれる。
こんなところにも思いやりの気持ちが現れているんですねえ。
ゴール地点は別になるため荷物を預ける。ここらあたりも比較的スムーズだった。
気温は7℃。
昼間は20℃位迄上がる予想とのことで半袖ウエアーにアームカバー、下は短パンでふくらはぎのサポーターといういでたちです。
さあ、出発!
元気良い高橋直子(Qちゃん)さんの挨拶。ひときわ高い拍手が沸き起こる。人気者ですねえ。
よーいドン! 計測開始地点までのろのろと進み4分ほどかかった。
さあ、楽しみながら走ろう。

Qちゃんに見送られてスタート。大混雑です。
スタートしてみると意外といい感じ。気持ちよく走れます。
練習不足が功を奏したか、体に疲れがないからでしょうか?
最初の難関は5km過ぎてからの善光寺へ向かうのぼり。このコース一番の厳しいのぼりです。
しかしまだスタートしたばっかり、元気の登って次は下り。
沿道の両側には沢山の応援の人達。ハイタッチしながらぐんぐん進む。

やはりマラソンは沿道の応援が励みになります。
長野の皆さんありがとう。
街中をあげて応援してくれているようです。
和太鼓やチアガール、鼓笛隊にオカリナ演奏、いすに座ったおばあちゃん達の応援。
その他もろもろどこまでも応援が途切れません。
いやあ、今日は調子がいいなあ…
と、これがいけませんでした。ラップタイムを見ると明らかにペースオーバー。
今日は楽しくのんびり走るはずだったのに…
ま、いいかいけるところまで行こう。

15kmほどで右膝が少し痛くなってきた。左足裏に豆、靴擦れの予感。いかん、まだ先は長い。
沿道に腰掛けバンドエイドを貼った。このころ右膝も痛みが増してきた。
いっつも痛くなる左足指の辺りの圧迫感、しびれてきました。
これは我慢していればいずれ収まってくれるだろう。
ひざにはエイドで水をかけながら我慢して走る。
五輪大橋をわたる。中々いい景色ですねえ。北アルプス方面の景色かな?山々に見とれながら走る。
ハーフ通過、ネットタイムで1時間52分ちょっと。
写真撮ってたらプラカード持った女性がピースサインを送ってくれた。
現金なものでこれでまた少し元気をもらってダッシュ!
もしかして4時間切れるかも…
「練習もしないで甘い夢見るんじゃない!これからがつらいぞ~」とこの頃、天の声が聞こえてきたような気がします。確かに42kmも走るマラソンはそう甘くありません。
練習不足の影響が現れてきました。あちこちにガタが来て気力が萎えてきました。
楽しく走ろうと思っていたのに、ついつい調子に乗って「4時間切れるかも…」なんて、気負いこんで走った影響がボディーブローのように疲労を溜め込んでいく。
あわせて「なんでこんな苦労して走ってるんだろう。もうやめる?」との悪魔のささやき。
急に気力が萎えてしまった。

エイドで休憩。
おばちゃんから「膝、痛いんか?むりせずゆっくり走りな」と声をかけてもらった。
そう、今日はゆっくり走り制限時間以内で完走が目的だったんだよね。
眼前の素晴らしい景色を眺めながら歩く。そう、この頃は膝の痛みが限界。
hiroに電話する
「もう駄目、痛くて走れない。後はのんびりいくよ」と
リタイヤだけはしたくない。マラソンの30kmの壁、ちょっと早めにやってきたなあ
25kmから30kmが34分55秒
完全に4時間を切るのは断念。次の5kmが35分48秒…
プッツン…心も折れてしまった。
おまけに左足のふくらはぎが痙攣しそうな感じ。
もうここまでか…
涙か汗か分からないが、顔をくしゃくしゃにして歯を食いしばって走る。
この頃になると歩いている人も沢山いる。
しかしマラソンのいいところは、そんな人たちにも大きな声援がかけられる。
もう少しだよ~、頑張れ~!!負けるな~、ファイト!いろんな声が聞こえてくる。
後ろから元気は声が聞こえてきた。
「さあ、みなさん、ここが踏ん張りどころだよ~。気持ちをしっかりもってみんなでゴール目指そう!」
頭にフーセンつけた4時間15分のペースランナーです。
抜きつ抜かれるしていた女性もしっかりと先に進んでいる。
素敵な外国人の女性が走っていた。
我輩がエイドで休んでいるたびに追い越されたが、この女性もしっかりと前を見て進んでいる。
エイドの女子高校生が「ファイト!って声かけたら笑顔でサンキュ~って言ってくれたよ」と嬉しそうに話していた。

よ~し、もう一度気力を奮い立たせて頑張るぞ~。負けないぞ!
ペースを落として走ったせいか膝や足裏の痛みが少し和らいできた。
これから先は沿道の人たちからエネルギーをもらって走ろう。ゴールが近くなるにつれ声援が大きくなってくる。
子供達と楽しくハイタッチを交わす。
大人も子供も何故これほどまで応援の人たちも熱くなるんだろう。
見ず知らずのランナーに精一杯応援をしてくれる。
みんなありがとう。おかげで35km過ぎからは6分/kmくらいで走ることができた。
競技場に入ったら半周ほどずっと応援の列が待ちうけていた。みんなとハイタッチ!
そしてゴール手前でニコニコとQちゃんがハイタッチで迎えてくれた。
体はガタガタでも精神力でどうにかゴールにたどり着いた。最後は飛びっきりの笑顔でゴールです。
先ほどの外国人の女性も花が開いたような笑顔でゴールしていた。
ゴール後、爽やかな笑顔の女子高生からフィニッシャータオルをかけてもらった。
後半のタイムはめちゃくちゃ。
マラソンを楽しんだと言うには程遠いが、何度もくじけそうになった今回のマラソン。
でも諦めずにゴールめざして本当によかった。
マラソンを甘く見てはいけない。諦めなければゴールは必ずある。
成績も求めたいがそればっかりじゃない。楽しむ気持ちが大事…
いろんなことを感じた長野マラソン。
今期のマラソンはこれで終わり。心と体を鍛えて来年も参加しよう。
携帯写真がほとんどですが、アルバムはこちらです。